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耳型マイク「3dio FreeSpace」の使い方、録音方法を紹介

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YOUTUBEでASMRの動画を視聴していると、耳型のマイクをよく見ると思います。

これは「FreeSpace」というマイクで、アメリカの3dio社が製造しているバイノーラルマイクです。

バイノーラルマイクというのは、人間の耳で聴こえる音と同じような音響をシミュレートするマイクのこと。

シリコン製の耳型の中に高感度のコンデンサーマイクが埋め込まれていて、臨場感ある音を収録することができます。

これまではダミーヘッドというマネキンのようなものにマイクを埋め込んだものがありましたが、価格が100万円だったり持ち運びに不便だったり、という点であまり一般の人が使えるものではなかったです。

ノイマンダミーヘッドマイクノイマン ダミーヘッドバイノーラルステレオマイク

そこでコンパクトで持ち運びがしやすく、価格もダミーヘッドと比べると格安で購入することができることから、ASMRの配信者の間で人気があるマイクとなりました。

FreeSpaceは、ダミーヘッドの頭部をなくし軽量化した代わりに、耳型シリコンの周りに直径10cmの円盤をつけることで、ダミーヘッドに似た立体音響を再現しています。

3dioバイノーラルマイク「FreeSpace」3dioバイノーラルマイク「FreeSpace」

この円盤と耳の凹凸により、音が屈折、回折することで人間の耳で聞いたときと同じような聞こえになり、臨場感あるバイノーラル録音が可能になるというわけです。

ASMRをライブ配信したい人におすすめなアプリ「IRIAM」

3dio FreeSpaceの使い方、録音方法

freespaceとDR-05FreeSpaceは録音機能がありません。ですのでハンディレコーダーなど録音機器に繋げて使います。

例えばハンディレコーダーの定番機器、TASCAMのDR-05に繋げて録音することができます。

またFreeSpaceは電池駆動なので、プラグインパワーに対応していない機器でも使うことができます。

電池駆動できるFreeSpace電池駆動できるFreeSpace

ステレオマイク端子があるパソコンや、一眼レフの外部マイクとしても使うことができます。

ZOOM H1nを使えばUSB経由でiPhoneやパソコンに繋ぐことが可能

FreeSpaceのライブ配信方法FreeSpaceから直接iPhoneに繋ぐことはできません。

ただ、ZOOMのハンディレコーダーH1n(もしくはTASCAM DR-5Xなど)を間に挟むことで、iPhoneで使うことができます。

ZOOM H1n(TASCAM DR-5X)にはオーディオインターフェイス機能があり、iOSにも対応しているため、iPhoneに繋げることが可能です。

ZOOM H1nをiPhoneに繋げるには、apple純正のUSBカメラアダプターが必要になります。

ZOOM H1n(TASCAM DR-5X)はパソコンに繋げることも可能で、パソコンのマイク端子にFreeSpaceを直接繋げるよりも、圧倒的にノイズの少ないクリアな音で収録することができます。

また、この組み合わせを利用すれば、FreeSpaceを使ったASMRのライブ配信が可能になります。

旧機種「DR-05」はiPhoneにつなげられません!

TASCAMのハンディレコーダーDR-05は、オーディオインターフェイスが搭載されていないので、iPhoneに繋ぐことはできません。

DR-05の後継機種「DR-05X」は、オーディオインターフェイスが搭載されたので、パソコンやスマホに繋げてライブ配信が行えるようになりました。

DR-05Xについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

ASMR用ハンディレコーダーの最終回答!TASCAM DR-05Xが発売

FreeSpaceの種類

FreeSpaceは現在3種類あります。

エントリーモデル、スタンダードモデル、ハイエンドモデルがあり、それぞれ価格、性能が違います。

  • エントリーモデルは7万円前後
  • スタンダードモデルは10万円前後
  • ハイエンドモデルは30万円前後

価格は時期によって変わってくるので、あいまいな価格表示になっています。

エントリーモデルとスタンダードモデルの違いは、接続端子の違いだけです。

エントリーモデルは、接続端子に3.5mmステレオミニジャックが使わています。

よくイヤホンで使われている形状の端子ですね。

エントリーモデルの裏側

スタンダードモデルの接続端子は、エントリーモデルに搭載されている3.5mmステレオミニジャックに加えて、XLR端子という接続端子が左、右搭載されています。

スタンダードモデルの裏側

このXLR端子は、よくプロ用の音響機器で使われることが多く、3.5mmミニジャック端子に比べて、音質の向上やノイズの抑制が期待できます。

その他、マイクの性能や使用されている部品は同じものになります。

ハイエンドモデルは、シリコン製の耳型部分が黒であるというのが大きな違いになります。

全身ブラックが高級感を漂わせていますよね。

そしてもっとも大きな違いは、エントリーモデル、スタンダードモデルに使われているマイクよりも、より高性能なマイクを使用している点です。

ハイエンドモデルは、DPA社製の「DPA 4060」というマイクカプセルを搭載しています。より低ノイズでより広い周波数帯域の音を収録することができます。

3dio FreeSpaceを購入できるところ

現在、3dio FreeSpaceは以下のショップで購入することができます。

  • Amazon
  • 楽天市場
  • 正規代理店
  • 海外の公式サイト

海外の公式サイトは英語なので、英語ができない人はちょっとハードルが高いですよね。

現実的にAmazonか楽天市場、正規代理店で購入するのが安心です。

正規代理店はAmazonと同じくらいの値段で、楽天市場は1万円ぐらい高い値段で販売されているイメージです。

FreeSpaceは時期によって値段がけっこう変わるので、ショップをよくチェックすることをおすすめします。

自作の耳型バイノーラルマイクであれば、もっとお手軽に耳かきASMRができます

自作耳型バイノーラルマイク

これまで紹介した3dioにしてもDuoPop2.0にしても、うん万円はしますので正直高くて買えないという人もいるでしょう。

そんな方のためにもっとお手軽に耳かきASMRができるよう、耳型バイノーラルマイクを製作いたしました。

ぼくは以前から、イヤホン型バイノーラルマイクを自作しておりまして、今までメルカリで400個以上販売し高評価をいただいています。

耳型バイノーラルマイクのサンプル動画はこちら

耳型の部分はやわらかいシリコン製となっていて、耳穴にマイクが埋め込まれています。

音質はもちろん3dioよりは劣りますが、高感度のコンデンサーマイクを使用しています。

自作耳型バイノーラルマイクに興味がある方は、ぜひメルカリでチェックしてみてください。

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