最近、YOUTUBEの動画タイトルでVlogという文字をよく見ると思います。
VlogはVideo Blogの略で、ブログの動画バージョンと考えてよいでしょう。
ブログは日々の出来事、感じたことを文章として書いていくものですが、Vlogはそれを動画で表現していきます。
YOUTUBERのように、なにかおもしろい企画や商品レビューを動画にするわけではなく、その人の平凡な日常をたんたんと動画にしているのが特徴です。
ブログは書いている人をブロガーと呼びますが、VlogはVlogger(ブイロガー)などと呼んだりします。
YOUTUBERとの違い
先ほども言いましたが、YOUTUBERは「○○やってみた」とか商品レビューといった動画が多いのに対して、Vloggerは旅行に行ったときの映像を動画にしたり、日ごろ食べている食事や料理している場面を動画にしている方が多いです。
とはいえVlogといっても特に決まりがあるわけではないので、YOUTUBERとやっていることがかぶることはあります。
イメージでいうとインスタグラムに投稿していることを、長めの動画にしたという感じでしょうか。
ですので、おしゃれな雰囲気の動画が多いです。
中にはスローモーションやタイムラプスといった撮影方法を使って、プロモーションビデオのようなクオリティ高い動画もあります。
Vlogの注目度、認知度の推移
日本ではまだまだ知る人ぞ知るという感じのVlogですが、ここ最近、飛躍的に認知されてきています。
上のグラフは、グーグルでVlogの検索回数を時系列に表したグラフです。
2019年に入ってから、Vlogと検索している人が急激に伸びているのがわかるでしょう。
それだけVlogという言葉が認知されてきているということなんだと思います。
ただ、日本人でVloggerとして動画をアップしている人はまだまだ少ないのが現状。
YOUTUBEに動画をアップしたいと思っている人は、今がチャンスかもしれませよ。
おすすめのVloggerを紹介
Yusuke Okawa
数少ない日本人Vloggerの一人で、映像制作の会社を経営している大川優介さんのチャンネルです。
まだ21歳という若さながら、さすがにプロだけあって映像のクオリティがめちゃくちゃ高い。
Vlogの内容は旅行先である海外が主で、ドローンを使った壮大な映像や、コンパクトカメラを使ったちょっと荒めのプライベート映像、一眼レフカメラを使ったぼかしが効いた美しい映像などがバランスよく編集されていて、見ていて飽きないです。
また、大川優介さんの人間性も魅力的で、そこにひかれる方も多いのではないでしょうか。
海外ではVloggerとして本格的に活動している人はわんさかいますが、日本人では大川優介さんぐらいです。
Vlogに興味がある方、Vlogについて知りたいという方は、まずはチェックしてみるとよいでしょう。
슛뚜sueddu
韓国人のVlogger、suedduさんのチャンネル。
お隣韓国では今Vlogがけっこうきています。ASMRもそうですが、韓国はこういったトレンドに敏感なんですよね。
suedduさんのチャンネルは、全編一眼レフカメラのぼかしが効いたおしゃれな雰囲気が特徴。
なにげない日常を映しているだけですが、きれいな映像と彼女のスローライフに癒されます。
ヒカキンさんのような楽しい動画もいいですが、suedduさんのような真逆のスタイルの動画がYOUTUBEで注目されてきているのは、おもしろいなと思います。
HINATABOKKOひなたぼっこ
数少ない日本人Vloggerの中で人気がある、ひなたぼっこさんのチャンネル。
彼女の動画もおしゃれでスローライフな映像が特徴です。
海外では動画で顔出しする人がほとんどですが、顔出ししなくてもVlogはできるという好例ですね。
今日行ったカフェ、買ったもの、料理などを動画にしていて、彼女のセンスのよさを感じます。
VlogはASMRとの相性がよい
ASMR研究家のぼくが思うに、VlogはASMRと相性がいいです。
まだVlog動画をASMRを意識して作っている人は少ないですが、今後、そんな動画が増えていくんじゃないかと思います。
日常生活からでる音ってけっこういい音だったりするんですよね。
YOUTUBEで動画をアップしている「きゃんかぬ」さんは、そんなVlog的なASMRを作っています。
日常生活からでる音だけでなく、一眼レフによるおしゃれな映像、そして小説を読んでいるかのようなセンスのいい文章が、耳からだけでなく目からもASMRを感じます。
Vlog的なASMR動画は要チェックですよ。
今後はインスタ映えに代わる動画映えが流行る
インスタグラムの登場でインスタ映えする写真が注目されるようになりましたが、動画でもそういった「映える動画」が流行るんじゃないかなと思います。
これから超高速移動通信システムの5Gが始まり、動画がますます見られるような時代になります。
スマートフォンのカメラはどんどん高性能になり、誰もが高画質な動画を撮ることができるようになります。
そんな未来が予想される中、Vlogのようなきれいめの動画をアップする人は、これから増えていくんじゃないかなと思います。
まとめ
海外では一般的なスタイルになりつつあるVlogですが、日本ではこれからという感じ。
Vlogはその人のライフスタイルを映し出せばいいので、カメラさえあれば誰でも撮ることはできます。
これからYOUTUBEに動画をアップしたいと思っている人は、Vlogにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。